Zhihong Plasticは、工業用途向けのHDPE板、指定寸法の切断パネル、CNC加工部品を製造・供給しています。 HDPEは、低吸水性、衝撃に対する靭性、多くの薬品への耐性を備えた高密度ポリエチレンです。剛性、使用温度範囲、寸法変化が設計要件に合う場合、湿気の多い環境や加工部品に適した材料です。
用途に合ったHDPEグレードの選び方
- 汎用HDPE:設備用パネル、保護カバー、トレー、切削加工部品の材料候補として検討できます。必要寸法とあわせて、使用条件をご指定ください。
- 屋外用途:UV安定化処方をご指定のうえ、使用環境、色、想定する耐用期間をお知らせください。材質名や黒色の外観だけでは、耐候性を判断できません。
- 難燃性が必要な場合:燃焼試験、要求等級、仕上がり板厚をご指定ください。難燃性は専用の配合で付与するもので、標準HDPEの特性ではありません。
- 帯電防止性・導電性が必要な場合:抵抗値の範囲、測定方法、使用条件を明確にしてください。これらの材料を汎用の絶縁性HDPEの代わりに使う場合は、用途への適合性を確認してください。
- 食品接触用途:使用先の国・地域で求められる資料を、供給するグレードと色ごとにご依頼ください。原料樹脂がHDPEであるだけでは、完成した板材の適合性は確認できません。
使用中に考慮すべき材料特性
HDPEは吸水性が低い材料ですが、それだけで、あらゆる荷重下で部品寸法が維持されるわけではありません。金属と比べて剛性が低く、熱膨張が大きいうえ、荷重がかかり続けるとクリープも生じることがあります。特に大きなパネルやはめ合いの厳しい部品では、支持間隔、固定方法、荷重の持続時間、温度を確認してください。
HDPEは多くの酸・アルカリ・塩の水溶液に耐性がありますが、すべての薬品に適合するわけではありません。濃度、温度、接触時間、機械的応力によって、使用可否は変わります。酸化性の薬品や混合薬品には特に注意が必要です。薬品への耐性が安全性や機能を左右する用途では、グレードごとのデータと、実際の使用条件を反映した試験に基づいて判断してください。
加工品の主な用途
- 靭性があり、湿気に強い樹脂が適する設備の保護カバー、点検パネル、仕切り板
- 薬品との適合性と接合部の設計を確認したうえで使用する、タンクのライニング材、飛散防止板、化学設備用パネル
- 作業面材、作業台のはめ込み板、治具・固定具。食品に接触するまな板には、適合を示す資料のあるグレードが必要です
- 水にさらされる、または繰り返し洗浄される容器、トレー、仕切り材、搬送・荷役用部品
- 使用環境と使用条件に合った配合による、船舶・海洋用途、農業用途、屋外用途のパネル
- 切削加工スペーサーや非構造部品。摩耗の厳しいライナーや厳しい条件で使う摺動部品には、UHMWPEとHDPEを比較して選定してください
使用条件が材料選定にどう影響するかは、工業用HDPEの用途ガイドの事例をご参照ください。 この製品ページでは、板材の供給、加工、注文仕様についてご案内します。
板材の供給形態と加工
原板、指定寸法に切断したパネル、お客様の図面に基づく加工部品を供給しています。ロール形態での供給は、板厚と幅が製造および取り扱いに適する場合に限り検討します。硬質の板材をロールでも供給できるとは限らないため、供給可能な形態をご確認ください。
- 切断・CNC加工:仕上がり寸法、基準面、機能上必要な公差、穴・長穴や溝、端部の形状を明記してください。HDPEはクランプ圧によって変形することがあるため、検査条件を図面の要求に合わせる必要があります。
- 溶接組立品:板材のグレード、適合する溶接棒、接合方法をご指定ください。溶接への適合性は材料と施工方法によって異なります。新規の組立品や重要な組立品では、試験用の接合部を製作して、合否判定基準を定めることができます。
- 熱成形・曲げ加工:仕上がり形状、板厚、予定する加工方法をお知らせください。加熱と冷却は収縮や形状に影響するため、組付けや外観が重要な場合は、代表的な成形サンプルをご確認のうえ、承認してください。
- 印刷・接着:HDPEは表面エネルギーが低く、多くの一般的な接着剤では接着しにくい材料です。適合する接着剤・インクと必要な表面処理を選び、想定する使用条件で接着・密着性を試験してください。
板材・加工部品の見積もりに必要な情報
- 用途、荷重、支持配置、安全に関わる重要な機能の有無
- 接触する薬品、使用温度、洗浄方法、屋内・屋外の使用環境
- 必要なグレードまたは性能、該当する試験方法と資料
- 板厚、幅、長さ、色、表面仕上げ、機能上必要な公差
- 原板または切断パネルの供給形態、完成部品の場合は寸法入り図面。ロール供給のご希望は別途お知らせください
- 発注数量、継続発注の予定、梱包上の制約、納入先、合意した検査記録
検査と注文品の受入れ
材質と受入要件は、見積書と注文内容に記載します。合意する検査項目には、板厚と寸法、表面外観、数量、加工箇所、梱包状態などがあります。サンプル承認、材料に関する報告書、写真記録、第三者検査が必要な場合は、生産前に範囲を明確にしてください。寸法検査は、用途に応じた性能試験の代わりにはなりません。
よくある質問
HDPEの「ボード」と「シート」に違いはありますか?
「シート」と「ボード」は流通上の呼び名で、異なる材料グレードを示すものではありません。厚い製品を「ボード」と呼ぶことがありますが、呼び名だけでは樹脂の種類、特性、公差は分かりません。見積もりを比較するときは、グレード、板厚、寸法、表面仕様を確認してください。
使用する薬品との適合性は、どのように確認しますか?
まず、供給するグレードについて、実際に使用する薬品、濃度、温度に対応するデータを確認します。「耐薬品性あり」といった一般的な表示だけに頼らず、接触時間、加わる応力、混合薬品の影響も考慮してください。重要な設備では、実際の使用条件を反映した試験と、技術者による承認が必要になる場合があります。
標準HDPE板は屋外でも使えますか?
屋外では、使用条件に合ったUV安定化処方と、その条件に対する性能データが必要です。日射条件、温度、色、想定する耐用期間をご指定ください。標準HDPEや、黒色というだけの板材について、屋外での耐用期間が確認されていると判断しないでください。
板厚はどのように選べばよいですか?
荷重、支持間隔、温度、固定方法、許容たわみ量を総合的に検討してください。特に持続荷重がかかる場合、板厚を増やしただけで構造設計が適切になるとは限りません。 HDPE板厚選定ガイドを参考に、検討に必要な寸法と使用条件を整理してください。
板材サンプルや加工試作品を評価できますか?
板材サンプルは、色、表面、基本的な加工性の評価に役立ちます。初品は、完成部品が図面どおりに仕上がっているかの確認に役立ちます。評価の目的と必要な形態をお知らせいただければ、対応可否、費用、納期をお見積もり時にご案内できます。
HDPE板の用途・仕様をご相談ください
燃焼試験の要件が定まっている場合は、難燃HDPE板の製品情報をご確認ください。 色の層を生かした看板や彫刻パネルには、2色HDPE彫刻用板の製品情報をご確認ください。 工場からの見積もりをご希望の場合は、HDPEの用途、板寸法または部品図面、数量、納入先をお送りください。