敷板の材質と工事現場の通行ルートを明確にする
HDPEとUHMWPEは、ポリエチレンの異なる材質区分であり、同じ敷板の材料グレードを指す別名ではありません。道路工事で使用する場合は、供給される敷板の材質に加え、寸法、表面、接続部の仕様を確認してください。樹脂の名称だけでは、敷板を組み合わせたシステムの許容荷重や、通行ルートへの適合性は判断できません。

道路工事の仮設通路には、搬入車両の通行路、作業用車両のルート、歩行者の横断箇所などがあります。実際の通行条件と敷板を支える地盤に合わせて、路面を計画してください。敷板は、路床の整備、排水工事、恒久的な道路の設計に代わるものではありません。
当社は仮設通路・地面養生用のHDPE敷板を供給しています。通行ルートの要件をお知らせいただければ、供給する仕様とご希望の加工について打ち合わせできます。仕様でUHMWPEが指定されている場合は、発注前に供給の可否と提案する材料グレードを当社にご確認ください。
道路工事の仮設通路用敷板を選ぶ前の5つの確認事項
- 通行条件と接地荷重
搬入トラック、建設機械、歩行者の通行を区別し、方向転換・制動・停止する場所も明示してください。現場での評価に必要なタイヤ・履帯・アウトリガーの接地に関する情報をお知らせください。車両の総重量を、そのまま敷板のあらゆる使用条件に共通する許容荷重として扱わないでください。 - 敷板の仕様と状態
供給される材質、寸法、接続方法を確認してください。検査要件を指定し、使用前に損傷の有無を点検してください。材質名だけを根拠に、敷板がひび割れを起こさない、あるいは極端に大きな機械的荷重に適していると考えないでください。 - 表面と汚れ
予定する通行と使用条件に適した表面を選んでください。泥やスラリー、散乱物は表面の適合性に影響することがあるため、通行計画に清掃と点検を含めてください。表面の凹凸だけで、どのような条件でも滑りにくさが保証されるわけではありません。 - 取り扱いと保管
敷板の重量、吊り上げ方法、使用できる機材、保管スペースを確認してください。敷設や移設は実際の敷板寸法に合わせて計画し、すべての敷板を人力で移動できるとは考えないでください。 - 撤去・回収と再使用
工事終了後の撤去、清掃、点検、保管を計画してください。再使用の可否は、敷板の状態と次の通行ルートの評価に基づいて判断してください。どこでも同じ方法でリサイクルできるとは考えず、適切な回収・処分方法を確認してください。
道路工事の通行ルート配置に合わせて敷板を選ぶ
- 搬入・作業用車両の通行ルート
計画したルート、通行する車両や人の種類、方向転換する場所、既存の路面との接続部を図示してください。予定する車両や人が敷板を敷いたルートを使う前に、軟弱な地盤や湿った地盤の状態を評価してください。 - クレーン・コンクリートポンプ車の作業範囲
これらの範囲は、通常の通行路面とは分けて検討してください。機械の構成、地盤の支持条件、接地荷重について、それぞれの用途に応じた評価が必要です。仮設通路用敷板を購入しただけで、機械の作業地盤の使用が承認されるわけではありません。 - 路肩・掘削箇所・排水
道路の端部、掘削溝、排水設備、軟弱な路肩を配置図に示してください。敷板は掘削箇所の土留め材ではなく、侵食や道路端部の崩壊を防ぐものでもありません。地盤の安定性と排水については、現場で別途判断する必要があります。 - 迂回路・横断箇所
ルートの利用者、接続箇所、通行管理の方法を明確にしてください。仮設敷板で路面を覆うだけで、迂回路を一般交通に開放できる状態になるわけではなく、現場で必要な使用承認が不要になるわけでもありません。
当社の地面養生・仮設通路用敷板について、ご指定のルートに合わせた仕様をご相談いただけます。供給する敷板の寸法、表面、加工範囲は、施工業者が行う地盤の準備や通行管理の計画とは別に当社が確認します。
当社でご依頼内容を確認するための情報
- 敷板を支える地面の状態、水分の多い箇所や軟弱な箇所、敷設前に予定している地盤の準備についてお知らせください。
- 路肩、排水に関わる箇所、掘削箇所、横断箇所、敷板を置いてはいけない範囲を示した通行ルートの概略図をご用意ください。
- 車両や建設機械の種類、接地に関する必要な情報、方向転換・後退・停止する場所をお知らせください。
- 予定する使用期間と、大雨・掘削作業・通行ルートの変更後に行う点検計画をお知らせください。
- 吊り上げに使う機材、保管場所、敷設・移設・撤去の方法をお知らせください。
通行ルートの概略図と敷板の要件をお知らせください
通行ルートの概略図があれば、敷板の数量、寸法、図面に基づく加工について当社と打ち合わせを進めやすくなります。
道路工事の通行ルートに関する要件を当社工場にお寄せください。通行条件と地盤の情報も添えてください。通行ルートの使用承認や機械の作業地盤の設計は、責任を担う現場担当者の業務として切り分けてください。
発注前に供給仕様を確認する
- 敷板と加工の仕様:厚み、長さ、幅、色、表面仕上げ、図面に記載された穴あけや切削加工の内容を指定してください。当社は、ご依頼に対して供給できる仕様と対応できる加工内容を確認します。
- 検査と書類:ご注文に必要な寸法、表面状態、製品識別の確認項目を当社と取り決めてください。提出できる検査記録や材料関連書類は、発注前に確認してください。
- 輸出梱包:パレットまたは梱包箱の要件、敷板の枚数、荷役時のアクセス条件、荷印、納入先についてご相談ください。梱包と積み込みの段取りは、ご注文ごとに確認します。
道路工事の通行ルート用敷板のお見積もり
通行ルートの概略図とともに、ご希望の材質、厚み、敷板の寸法または図面、数量、納入先をお知らせください。当社がご依頼の敷板仕様と加工内容を検討し、案件の供給範囲、梱包、お見積もりの内容を確認します。