当社は中国でPP・PE樹脂板(HDPE板を含む)を製造し、指定寸法に切断した板材や切削加工部品を供給しています。お見積もり前に、材質グレード、板材寸法、表面仕上げ、加工範囲をお客様と確認します。
お客様側で加工するための素材板をご購入いただくことも、図面をお送りいただき、樹脂部品の製作をご相談いただくこともできます。ご注文ごとに、供給可能なグレード、色、板厚、加工内容、梱包方法を確認します。




材料名だけでなく、グレードから確認する
ポリプロピレン(PP)板は、薬液タンク、換気ダクト、ガススクラバーなどの化学設備の製作に使われます。候補となるグレードについては、接触する薬品、濃度、使用温度、接触時間、機械的荷重に対する適合性を確認する必要があります。
PP板を溶接して設備を製作する場合、板材の選定だけでなく、継手の設計、溶接手順、構造設計も重要です。指定のPPグレードや難燃仕様が必要な場合はお知らせください。お見積もりに先立ち、供給可否と関連資料を確認します。
PE(ポリエチレン)は単一のグレード名ではなく、材料群を指します。HDPE(高密度ポリエチレン)もPEの一種です。そのため、購入仕様に「PE」とだけ記載されていると、必要な板材を特定するには不十分な場合があります。
当社のHDPE板は、吸水性の低さや耐衝撃性が求められる保護パネル、ライナー、切削加工部品などの用途でご検討いただけます。耐摩耗性、剛性、寸法安定性はグレードや使用条件に左右され、HDPEを他のあらゆるPEグレードと同等に扱うことはできません。
食品と接触する用途や電気絶縁用途では、使用目的と必要な資料をお知らせください。PP、PE、HDPEという材料名だけでは、完成した板材や部品がその用途の要件を満たすと判断できません。
PP・PE板材の仕様を特定するには
初めのお問い合わせでは材料群を示し、続いてグレードと用途を明確にしてください。下表のPEとHDPEは、材料群とその一種を示しており、互いに無関係な別材料ではありません。
| 板材の材質・材料群 | 購入仕様での意味 | 用途に応じて確認する情報 |
|---|---|---|
| ポリプロピレン(PP)板材 | ポリプロピレンの特定グレードを板材として供給するものです。「PP」とだけ指定せず、必要なグレードを明記してください。 | 接触する薬品、温度、荷重、溶接や難燃性に関する要件。 |
| ポリエチレン(PE)の材料群 | HDPEを含む複数の種類からなる材料群です。「PE」だけではグレードの指定として不十分です。 | 必要なPEの種類、グレード、用途。これらをもとに、供給予定の材料が要件に合うか確認します。 |
| 高密度ポリエチレン(HDPE)板材 | PEの一種で、耐湿性が求められるパネルや切削加工部品の材料として検討されます。 | 衝撃・摩耗の条件、荷重と支持条件、屋外での使用条件、寸法要件。 |
指定寸法の板材と図面に基づく部品加工
必要な形状に応じて、素材板のままの供給、指定寸法への切断、CNC切削加工による樹脂部品についてご相談を承ります。切断、穴あけ、ルーター加工、端面仕上げは、一律の標準セットとしてではなく、図面に基づいて加工内容を確認します。
- 板材寸法:板厚、幅、長さに加え、お客様の加工工程で必要な公差をお知らせください。
- 表面・色:仕上げと色の基準をお知らせください。継続注文では、前回合意した仕様を明記してください。
- 加工部品:図面の改訂番号、重要寸法、穴位置、公差、端面の要件をご提示ください。
- 供給形態:未加工の素材板、指定寸法に切断した板材、完成部品を区別し、それぞれの数量をお知らせください。
見積もり後に図面や材料仕様を変更する場合は、生産前に改訂版をお送りください。板厚、グレード、公差の変更により、加工方法、材料使用量、価格が変わる場合があります。
用途別製品は個別に条件を確認する
看板や彫刻に使う当社の二色HDPE彫刻用板材では、色の組み合わせと彫刻内容を明確にする必要があります。寸法や表面仕上げとあわせて、設置環境も確認してください。
仮設の現場通路に使用する当社の地面保護マットは、汎用板材とは異なる製品です。選定は地盤の状態、使用機械、荷重、敷設方法に左右されます。HDPEの一般的な説明を、その現場の許容荷重を示すものとして扱うことはできません。
屋外用パネルでは、すべてのHDPE板に耐候性があると考えず、UV安定化グレードであることと使用環境を確認してください。摺動部品や摩耗を受ける部品については、相手材の表面、速度、荷重、摩耗の種類をお知らせください。その情報をもとに、必要な材料を検討します。
出荷前に検査・梱包の要件を合意する
見積内容と仕様を照合する際は、公称寸法だけでなく、受入れの判定基準も明確にしてください。当社では生産前にこれらの要件を確認し、検査と梱包の範囲を明確にします。
- 寸法・外観:測定箇所、公差、表面の要件、色の基準を合意します。
- 注文に関する情報:必要な材料資料、検査情報、図面の改訂番号を明確にし、提供可能な内容を確認します。
- 輸出梱包:板材の保護、パレットや梱包箱の構成、荷扱いの要件、納入先をご相談ください。
継続購入では、合意済みのグレードと、図面または仕様書の改訂番号を指定してください。製品名や色が同じでも、新しい注文の材料や加工要件が同じとは限りません。
板材のご注文・加工についてご相談ください
必要な材質グレード、板厚と寸法、色と表面仕上げ、数量、使用目的、納入先をお知らせください。切削加工部品をご希望の場合は、図面と重要な公差もご提示ください。グレードが未選定の場合は、推測で指定せず、使用条件をお伝えください。
板材仕様や図面をお送りください。供給する材料、最小注文数量、加工範囲、梱包、納期をご相談いただけます。これらの条件は、一般的な製品説明から判断するものではなく、見積もりで確認します。